2023年2月10日金曜日

 味の素が好きだ。味の素が入っている食べ物が好きだ。嫌いじゃない。じゃなくて好きだと思う。うまい!と感じることは悦楽である。自然食材に含まれるうまみでも、うま味調味料を使用した料理でも、グルタミンナトリウムはグルタミンナトリウムであり、そこに上下はないと思っている。ポテトチップス。あれはうまい。油と塩と炭水化物とグルソーだ。低糖質ダイエット明けに食べると軽くトリップするくらいうまい。それは全く卑しい行為でもないし、罪悪感など感じる必要はないように思う。

なぜうま味調味料は、言葉にするのをはばかられるのか。「このお店は無化調ですか?」何度か聞かれたことがある。「なぜそんなことを聞くのですか?」と言い返せばよかったと今は思うが、その時は言葉に詰まった。それがすでに答えになっていた。「無化調では、ないですね」と答えて微妙な空気になったりもした。無化調じゃないなら帰るというわけでもないなら、なぜ尋ねたのだろう。無化調じゃなさそうに思えたからか?それは光栄なことなのか?よくわからないのである。

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